花や緑の器について【その2】
世間はアンティークブーム。
シャビーな感じ、と言うらしいが
剥げたペンキや錆びた感じ、
色褪せたり、年季が入った感じが人気。
ゴミ同然のものが
高値で売られていたり、
敢えて朽ちた加工で
アンティーク風にした新品商品の数々。
自分も雑貨にアンティーク風な加工を
施したりするけれど、
やっぱり一番は「本物」です。
本気で錆びて欠けて
苔むして、薄汚れて
出てくる味。
昨日今日では得られない
長い時間を経た本気の風味。
人工でない
一昼一夜では辿り着かないクオリティー。
人の中身も質もそうですね。
何かと速さがものを言う時代ですが
だからこそ
味や深みを欲します。
歳かな?