じぶんかたろぐ-自分語log

2012年~出産子育てスタート。自分を語るlogという意味も込め【じぶんかたろぐ】として綴ります。

食育のチャンス、有機無農薬玄米に虫が湧いても怯まない

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最近、お米に湧く「コクゾウムシ」について書いたのですが↓
30年以上お米の虫の名前を勘違いしていた - いろんなキッカケ

虫の発生を発見時、

急いで見える分コクゾウムシを除去して

玄米を透明ビンやジプロックなどの別容器に移したので、

(特に真剣な駆除というわけでもなく)

茶色の米袋と違って外側から見えるようになりました。

 

でも少なくともその時は居なかったはずのコクゾウムシが、

最近になって結構湧いているのが見えます。

 

もう元々、玄米に産み付けられていたんでしょうね。

 

因みに

この玄米は無農薬有機栽培の玄米です。

だから虫が居るのも何もおかしくないのです。

 

私は普段から

今迄に刷り込まれた「先入観」や「固定概念」をなるべく無くして

本質と向き合う様に心掛けています。

 

現代社会ではとかくなんでも害虫、害虫、汚い、気持ち悪いで

なんでも駆除、除去、消毒、殺せ殺せ殺せ〜!!!という風潮があります。

 

私もさすがにこの虫をご飯と一緒に炊きこんで食す勇気はありません、汗。

 

でもこの虫はゴキブリのようにばい菌を持っているわけでもなく、

お米屋さんのWebサイトでも人畜無害で食べてしまったとしても大丈夫、みたいな内容が書かれていました。

 

それでも、私もそれなりに今まで現代社会を生きてきた「感覚」で

虫をジャリジャリ食べるワイルドさはありません。

 

多分、ここで多くの人は気持ち悪がって

虫を見たくもないし米ごと捨ててしまうと思います。

 

うちのオットなんて話を聞いただけで、

無理無理と言って見る事も拒みます。

 

一方、私は虫を除去してから

食べられていない正常な部分のお米を食べます。

 

有機無農薬栽培品を割高で買っているからという金銭的な悔しさもありますが、

有機無農薬だからこそ虫が湧くのに、

それに怯んで捨てるなんて矛盾もいいところです。

 

このコクゾウムシは水に浸けただけで浮いてきて弱るとか死亡〜って感じで、

それと一緒に虫に食べられて中身がスカスカになった米も浮いてくるので、

紅茶用のストレイナーがちょうどいいので

それですくってポイポイ捨てます。

 

そして救出された沈んでいる殆どの正常の米を炊きます。

 

2歳10カ月のアコも

「むしがいるとたべられないねー、きもちわるいねー」と言って

興味津々で見学しに来ます。

 

そこはしっかり食育するチャンスだと思って
虫が付く事は良い事だと言い聞かせます。

 

人間は虫を気持ち悪がって、虫が食べに来ないように

お米でも野菜でも果物でもいーっぱい毒を付けておくの。

 

虫さん達もお米や野菜、果物、美味しくて食べたいんだよ?

アコやお母さんと一緒。

 

アコもお菓子食べたい〜って言って、

毒が塗ってあるってわかったら食べれんでしょ?

 

もし毒食べちゃったら、オエーってなったり

死んじゃうかもしれないね。

 

虫さん達は人間より弱いからその毒ですぐ死んじゃうよ。

でも虫さん達が死んじゃう毒は、

アコやお母さんにも毒なんだよ?

 

いつもいつもいっぱいいっぱい毒食べちゃったらあんまり良く無いね。

(人間の自浄作用は別途教えています。)

 

虫を殺す科学的なものが
人間にとって良い物であるわけが無い。

という事をしっかり教えていきたいです。

微量なら安全、とか無いなら無いに越した事の無いものばかり。

 

私はそれこそ過去は除菌、除菌、虫は嫌、っていうタイプの人間でしたが、

日々生活する上で、

食の安全性や世の中に蔓延する化学物質、

なんで人々病気になるのか、なんで肌が荒れるかとか

そういう事を考える様になってくると、

 

自然にこういった人間と虫、というか

人間以外の他の生物との関係性、土、水、調和、バランスなどについて考えるようになり、

人間の都合だけで、しかも見た目や表面的な清潔さ、過度の衛生意識で

人間以外の生き物に対して、なりふり構わず毒物がばら撒かれ続けている事に気付くようになります。

 

とにかく儲けるために、売るために、早く確実に商品にするために

「この使用量なら安全」と売る側がそれぞれ勝手に決めた基準値(どれだけ摂取するかなんて個人差があるのに。放射性物資と一緒。)が設けられた無責任な食品や化粧品、石鹸、洗剤、歯磨き粉がいーっぱい、いーっぱい売られていて買われているこの世の中。

 

私は決して100%天然自然生活者でも無いし、化学物質完全排除型でも無いです。

 

でも、大半の人々が気にしない事をいい事に、安くて早くて粗悪な商品が世の中に溢れ過ぎているので、

それを全部気にせずに使い続けていたら、確実に人体に悪いなと思って意識的になるべく避けるポリシーをとるようになりました。

まぁ、多くの人々に気にされたら困る大企業やシステムが大半である世の中なので、金額的な安さやきらびやかさ、芸能人を使ったCMなどで目くらましをしているんですよね。そして私達は環境や発展途上国の貧困撲滅に配慮している企業です、みたいな「いい人」アピールをしていたりするし。

こういう事を話すと「じゃあ食べるものが無くなる!」と逆ギレ気味に言う人も居ますが、

そう感じて行動をしない内は、まだ気持ちが伴っていないから別にいいと思います。

 

「食べるものが無くなる」んじゃなくて、

無駄を排除したり、良い物を探したり、食べ方を考えたりする余地がまだあるんですよね。

 

長々と書きましたが、

虫がいる、気持ち悪い、きゃー!嫌だ、除去して殺して!じゃなくて、

なんで虫が来るのか、っていう本質が解る子に育てたいです。

 

お米から取り除いたコクゾウムシを外に逃がすほどの善人では無く、

私はそこは水で流してしまいますが、

それさえも助けてあげたくなる優しさが生まれればそれもいいですが、

その前に私はコクゾウムシを亀の餌としてあげてみたりするのかな、笑。

食べるか知らないけど。

 

なんていうか、

人間が食物連鎖の頂点にいるのだという

漠然とした傲慢さは持たず、

人間以外の小さな虫や生き物達と

自然や食物をシェアしているみたいな謙虚な気持ちになると、

自然とそれは自分の体にも優しい事になる気がします。

 

こんな事書いていると

私、むっちゃ優しい自然派の人っぽい、、、そうじゃないんですけど、

普通に安全性健康を真面目に考えるとこうなるだけです。

オラオラ母ちゃんでも、こういう事を考えます。