じぶんかたろぐ-自分語log

2012年~出産子育てスタート。自分を語るlogという意味も込め【じぶんかたろぐ】として綴ります。

密室で全裸状態の時に…

今週のお題「ゾクッとする話」


10年近く前のアパートに一人暮らし時代の話。

季節は夏だったかな、


そのアパートは浴室天井に冷風機能があり、

暑かったある夜、

冷風を出しながらシャワーをしようと思いました。


冷風オンのスイッチを押すと同時に

全裸で浴室内へステップイン。


その時

目の前にハラリと天井から落ち葉のような物が落ちるのが見え、

(フィルターされた天井換気扇から落ち葉が落ちてくる訳がないのですが)

浴槽に落ちたと思って、底を覗き込んだ瞬間、

お尻の下の太ももの裏側あたりに何か感触を感じ、


右肩越しに自分の後ろ側半身を確認したら








きぃゃああああああああああああああああああああああああ!!!



り、、、。


これ、冷風オンから全て一瞬の事。


なんだか記憶的にはスローモーションで覚えています。


動体視力が追いつかない内に、

ヤツは、

多分、外部から入ってきて、

換気扇辺りに潜んで居たら、


不意打ちで冷風が発動されて

自身の意思に反して浴室内へ噴き出される羽目に。


そしてその落下途中に、

人間の私の動体視力では追い付かない瞬殺ワザで

噴出された自らの薄っぺらいボディーを翻し、

それを急降下で墜落途中の飛行機に例えるならば

拍手喝采モノの軌道修正技術で、


そこにいたうら若き全裸の人間女性(私)の臀部下の太腿部分に緊急着陸という、、、


と同時に、

楽器の様にビブラート効きまくりの

笛を力強く、長く吹き続けたような

クリアな私の悲鳴の

きぃゃあああぁあああああああああああああ!に

ゴキブリも驚いて、

浴室隣のトイレ室内に飛び立ち、


私はその隙に急いで浴室のドアをバタンと閉めて避難したものの、

怖くてそのドアを暫く開けられない羽目に、、、。


なんで私が全裸でドライで閉じ込められてるんだよっっ!!!💢

(シャワー浴びるどころじゃない)


という不本意な状況に陥る。


そして

そして

半泣きで

意を決してエイ!と開けたらヤツは居ない。




でもワンルームのどこかに、、、という

まだまだ超絶継続中の恐怖ストーリー。


この狭い部屋のどこかにヤツが潜んでいるという恐怖。


怖かった、

非常に怖かった、、、。


そして、

その後案の定、室内で遭遇。


どうやって決死の闘いをしたかは具体的に記憶に無いですが、

あの頃は、電話で車で10分ぐらいの距離に住む妹を呼ぶか、

自分でシューシューを頑張るか、

どれかでした。


死骸を掴めないので、

80cmのマジックハンドでフワっとティッシュペーパーを乗せ、

その上から潰さない様にそのマジックハンドの先で

絶妙なグリップ感で包み、


トイレに流しに行きたいけれど、

狭いワンルームでは

マジックハンドで掴んだゴキの屍を

落とさない様に強過ぎず弱過ぎずのあんばいで掴みながらの方向転換は、

松葉杖を振り回すようなイメージで

慎重にしないと壁に当たってしまうので、


3D空間を巧みに利用し、

斜め上に傾けたりしながら、

廊下へ到達、そしてトイレへと。


これでやっと

無事、流せると思いきや(トイレットペーパーじゃないとダメなんですけどね、緊急事態でした、許して、、、)


ゴキブリのそのボディだけが

トイレの激しい水流に逆らって

プロサーファーの様に、

薄いボディを見事に浮かせて

なかなか流れていかない、、、。


orz


トイレなんて

下半身露出して着座するその下にある水面に

ゴキの屍が浮いているという想像だけで、

あの浴室の全裸時のトラウマがありありと鮮明に再現される。


流しても流しても、ヤツは

私を嘲笑うかの様にそこに戻ってくる。


最後はトイレットペーパーに絡められて逝ってしまえ、と

思いついて、

トイレが詰まりそうな量のトイレットペーパーを上に落として

流したら、


見事成功。


現在住んでいるマンションは、

高層階のおかげか

ゴキブリとは無縁の生活ですが、


こんなに時間が経った今でも、、、

あの時の、

あの素肌にサワっと乗られた感触は

思い起こす事ができます。


私のゾゾゾなおもひででした。